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海水魚の世話

足し水をする

水槽内の海水は時間が経つと蒸発しますが、蒸発するのは真水のみで海水中に含まれているミネラル分はそのまま残ります。
その結果、水槽内の比重がどんどん高くなっていき、水槽内の生体に少なからずストレスがかかってしまいます。
海水浴で海に入った後、肌が乾燥すると塩が残りますよね?
あれがミネラル分です。
これを防ぐためには蒸発した分の真水を補う、足し水という作業を行います。

この作業は単純に蒸発した分の真水を足してあげるというとても簡単な作業ですが、毎日の作業になるので軽視はできません。
ここでは手動での足し水の方法をご紹介します。

準備するもの

  • 良く洗った空のペットボトル
  • カルキ抜き剤
  • 比重計

水槽内の海水の比重の確認

まず比重計を使って、水槽内の海水の比重が上がっていないか確認をします。計った比重が海水を作ったときの比重とほぼ同じぐらいの比重なら問題ないので足し水をする必要はありません。

ペットボトルに水道水またはRO水を入れる

おすすめペットボトル

上記の確認で比重が上がっていたら、何でも良いので空いたペットボトルなどに水道水またはRO水を入れてカルキ抜き剤を適量入れます(RO水の場合は不要)。

出来れば水温も水槽内の海水と同じぐらいにしておきたいですね。

管理人のおすすめペットボトルは、「伊藤園 お〜いお茶」の取っ手付き2リットルペットボトルが持ちやすくてしかも口が広くて水道水を入れやすいので超便利です。スーパーやコンビニで簡単に手に入ると思います。

初心者の方で良くある間違いですが、真水ではなく海水を足してしまう方がいらっしゃいます。海水を足せば足すほど日々比重が上がっていくので足すのは必ず真水にしてください。

水槽内に真水を注ぐ

水槽内に真水を注ぐ

チョロチョロとペットボトルの真水を水槽内に注ぎます。
これは可能な限り時間をかけて注ぎましょう。

例えば、照明点灯後に少し足す、エサを与える時に少し足す、照明消灯前に少し足すなど、数回に分けて注ぐのがベストです。 一気にドバッと注いでしまうと水質が急激に変化するので、水槽内の生体にストレスを与えてしまうので注意が必要です。

再び水槽内の海水の比重の確認

真水を注いでから何時間か時間を置き、再度比重を計ります。
海水を作ったときの比重とほぼ同じぐらいになっていればOKです。

便利な裏技! - 水位マーキング法

便利な裏技! - 水位マーキング法

水槽の外側のガラス面に、比重が適正な時の水位にシールや水性ペンなどで印を付けておきます。水位の減り=真水の蒸発分が一目でわかるので、減ったら足し水、また減ったら足し水を繰り返していれば、いちいち上記のように比重を計らなくても良いので、簡単で楽チンです。

しかし塩だれなどで微妙な比重の狂いが出るため、長期間飼育していると微妙な狂いが積もり積もって大きな狂いになるので、時々比重を計って見てから足し水を行いましょう。

日本の夏と冬の蒸発のスピードの違い

みなさんご存知のように、日本の気候は夏は湿度が高く冬は湿度が低いという特徴がありますね。
なので夏は蒸発するスピードが遅く冬は蒸発するスピードが速いので、季節によって足し水の量も違ってきます
特に冬は「もうこんなに減ってる!?」なんてことがあるので注意が必要です。

冷却ファン・扇風機による蒸発

海水の水温を下げる冷却ファンは水面に風を当てて海水を蒸発させ、その気化熱を利用して海水を冷やします。
その分蒸発するスピードはかなり速くなるので十分に注意してください。
クリップ式などの扇風機を冷却ファン代わりにしている方もいらっしゃいますが、冷却ファンと同じことが言えます。




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