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海水魚の病気対策

リムフォシスティス病

リムフォシスティス病は、白点病に比べたら魚が死ぬ確立はかなり低いです。ほって置いても治ってしまうぐらいなのです・・・。

しかし、病状が悪化してくるとそんなのんきなことは言っていられません。早急な治療が必要になってきますので以下で解説します。

原因

ウィルスによる感染症です。

魚を網などですくった時に体表に傷が付き、そこから「リムフォシスティス・ウイルス」と呼ばれるウイルスの感染により発病します。

症状

ヒレやエラなどの先端に白い点が表れます。

白点病に良く似ていますが、違いは白い点が移動せずその場所で少しずつ大きくなっていき、進行してくるとカリフラワーのようなデキモノになってきます。

そこから「カリフラワー病」とも呼ばれることがあります。

症状の流れ
段階 症状
初期 白く小さな綿のような付着物が現れます。
中期 付着物が段々と大きくなってきます。
末期 体表の方まで増殖し、カリフラワーのような大きなコブのようになります。

末期の段階まで進行するととても危険です。

口に感染した場合は、餌を食べられなくなってしまいます。

また、エラの内部に感染した場合は、呼吸困難で死んでしまいます。

予防法

まず魚の体表に傷を作らないことです。

特に注意するべき点は、網で魚をすくう時です。網ですくった時に少なからず傷が付いてしまう可能性があるので、すくう時は出来ればプラケースなどですくうと良いでしょう。

また網で魚をすくっても、その後そのまますくい上げずに網の中に入れたままプラケースなどに入れてしまいましょう。

水槽内でもライブロックなどにぶつかって傷を作ってしまう場合もあります。

何もしてないのに勝手に傷ついてしまうのは仕方ありません・・・。

しかし振動や物音などで魚を驚かせてしまい、その拍子にどこかにぶつかり傷を作ってしまうことは避けなければなりません。

水槽に近づく時はそ〜っとね。

治療法

ほとんどの場合、ほっといてもそのまま完治します・・・。

一番効果的な治療法をあげるとすれば、淡水浴が良いでしょう。

淡水浴とは普通の真水に発病した魚を入れることです。

一見、「海水魚なのになんちゅうことするんだ!」と思うかもしれませんがほんの数分のことなので安心して下さい。

手順は以下の通りです。

準備する物
  • 小型のプラケース(小さな容器なら何でも良い)
  • 水温計
  • 水道水
  • 塩素中和剤(カルキ抜き製剤)
  • リムフォシスティス病の海水魚

小型のプラケース

初期セット
  1. プラケースに水道水を入れます。
  2. 水道水に塩素中和剤を入れて塩素を中和します。
  3. 水温計で水温を見て水槽と同じ水温に調節します。
リムフォシスティス病の海水魚を入れる

病気の魚をプラケースの中に入れます。

そしてそのまま2〜3分間浸けて置きます。

この間、魚が横たわったりしますが大丈夫です。

付着物を取り除く

2〜3分後、直接魚を触って爪の先か指でやさしく白い付着物を取り除きましょう。

この時、力を入れすぎないように注意しましょう。力を入れすぎるとまた魚に傷が付いてしまい何のための治療かわかりません・・・。

海水魚を水槽に戻す

白い付着物が取れたら魚を水槽に戻しましょう。

まずプラケースの中の真水に水槽の中の海水を少しずつ足していきます。真水と海水の割合が、海水80%ぐらいになったら魚を手ですくって水槽へ戻してあげましょう。

これで治療は完了です。

最後に使った器具などを洗って片付けて終わりです。

快適なマリンアクアリウムライフを楽しみましょう!!!



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