Step4 - 海水を作る
海水の素で人工海水を作る
人工海水の作り方をご説明しますが、ベースとなる真水を水道水を使用する場合とRO水を使用する場合で分けて記述してますのでご注意下さい。
準備するもの
- 水道水またはRO水 ※
- バケツ
- ヒーター
- 水中ポンプ(パワーヘッドなど)
- 水温計
- 比重計
- 人工海水の素
- おたまなど水をかき混ぜるもの
- カルキ抜き剤 (RO水を使用する場合は不要)
※ 地下水や井戸水、雨水などはどのような水質状態なのか不明なので、絶対に使用しないでください。水槽内の生体全滅の可能性もあります。
バケツに水を入れる
まずバケツに普通の水道水またはRO水を適量入れて、ヒーターで設定したい水温(通常は24℃〜25℃または水槽の水温)になるように水温を調節し、水に酸素が十分に含まれるように水中ポンプで水をかき混ぜ、エアレーションをします。
この時、目的の水温に調節されていないと後で比重の調節ができません。比重は水温によって変化するためです。
カルキ抜き ※水道水の場合のみ
次にカルキ抜き剤で、水道水に含まれる塩素を中和します。
中和剤入りの人工海水もありますが、中和剤は入れすぎても害はないので念のため入れておいてもOKです。
- RO水を使用する場合はカルキ抜き剤は入れないで下さい。
人工海水の素を入れる
次に人工海水の素を適量入れて良く溶かします。
かき混ぜても良いですが、水中ポンプで水をかき混ぜているので、ほっといても自然に水が混ざって楽ちんです。
比重計で真水と人工海水の比重を計る
次に比重計を使用し、真水と人工海水の比重を計ります。
比重が1.021〜1.023の間または水槽の比重と同じになるようにします。
比重が少なければ、人工海水の素を少し足します。多ければ、真水を少し足してうまく調節しましょう。
比重と言うのは、簡単に言うと同じ体積の真水と人工海水の重さの比です。例えば、真水が100.0gの場合、同じ体積で、人工海水は102.1g〜102.3gということです。
比重の確認
比重が1.021〜1.023または水槽と同じ比重になったのを確認します。
これで人工海水が完成しました!
思ったより簡単ですね。
この後、最低1時間以上、できれば24時間は水中ポンプでかき混ぜながら放って置きましょう。人工海水と真水が馴染むまで結構時間がかかります。