Step2 - 最低限必要な器具を揃える
濾過フィルター
濾過フィルターは、水槽内の汚れた海水を濾過して、きれいな海水にしてから水槽内に戻すという働きをします。
種類もいろいろあり水槽のサイズによっても向き不向きがありますので自分のスタイルに合った濾過フィルターを選びましょう。
底面フィルター
| 濾過能力 |  |
|---|---|
| メンテナンス |  |
| 価格の安さ |  |
| メリット | 水槽上部がとても広く使えるので、照明器具の設置が簡単 |
| 濾過面積が非常に広い | |
| 底砂がそのまま濾材に出来る | |
| 他の濾過フィルターと連結してさらに強力な濾過が出来る | |
| 非常に安価 | |
| デメリット | なんと言ってもメンテナンス性が非常に悪い |
| 目詰まりした場合、底砂も取り出さなくてはならないのでレイアウトが台無し | |
| 底砂は粗めの粒しか使えない | |
| 適合水槽 | 30cm〜60cm |
| 別名 | 底面濾過装置／底面式濾過装置／底面式フィルター |
外部式フィルターや上部式フィルターなどと接続して使用すると、さらに濾過能力がアップします。しかしメンテナンス性が非常に悪いのでどうも使う気にはなれません。
うまくいきませんね(笑)
外掛け式フィルター
| 濾過能力 |  |
|---|---|
| メンテナンス |  |
| 価格の安さ | |
| メリット | 設置が簡単 |
| 水槽上部がある程度広く使える | |
| 濾材の交換や掃除が簡単 | |
| 酸素の供給量が多い | |
| デメリット | 45cm以下の小型水槽での使用が濾過能力の限界 |
| 設置するスペースをあらかじめ確保する必要がある | |
| 塩ダレが多い | |
| 適合水槽 | 30cm〜45cm |
| 別名 | 外掛け式濾過装置／背面式濾過装置／背面式フィルター／背面フィルター／ワンタッチフィルター |
 |
 |
|---|---|
|
ミレニウムフィルター ML-2000 50Hz ミレニウムフィルター ML-2000 60Hz ミレニウムフィルター ML-1000 50Hz ミレニウムフィルター ML-1000 60Hz 外掛け式フィルターと言ったらこれでしょう！海水専用です。 |
テトラ ワンタッチフィルター OT-45 テトラ ワンタッチフィルター OT-60 とっても安価です。 |
取り付けが非常に簡単で手軽なのが特徴です。45cmぐらいの小型水槽ならこれで十分です。
上部式フィルター
| 濾過能力 | |
|---|---|
| メンテナンス | |
| 価格の安さ | |
| メリット | 設置が簡単 |
| 濾材の交換や掃除が簡単 | |
| 酸素の供給量が多い | |
| デメリット | 水槽上部がとても狭くなるので、照明器具の設置が困難 |
| 水の流れの音がうるさい | |
| 塩ダレが多い | |
| 適合水槽 | 30cm〜60cm |
| 別名 | 上部式濾過装置／上部濾過装置／上部フィルター |
オーバーフローシステムを除いたら、総合的に見てこの上部式フィルターが一番おすすめだと思います。メタハラの使用など照明にこだわりたい方には不向きです。
外部式フィルター
| 濾過能力 |  |
|---|---|
| メンテナンス |  |
| 価格の安さ | |
| メリット | キャビネット内等に収納出来るので見た目がすっきり |
| 水槽上部がとても広く使えるので、照明器具の設置が簡単 | |
| 水の流れの音が静か | |
| デメリット | 酸素の供給量が少ない |
| 濾材の交換や掃除が困難 | |
| 水槽の立ち上がりが遅い | |
| 適合水槽 | 30cm〜60cm |
| 別名 | 外部式濾過装置／外部濾過装置／外部フィルター／パワーフィルター |
総合的に見て一番おすすめ出来ないのがこの外部式フィルターです。濾材が密閉されているのでどうしても酸素の供給量が少なく、結果濾過能力が落ちてしまいます。使用の際にはプロテインスキマーとの併用がおすすめです。
オーバーフローシステム
| 濾過能力 |  |
|---|---|
| メンテナンス | |
| 価格の安さ |  |
| メリット | 濾過能力が抜群 |
| 濾材の交換や掃除が簡単 | |
| 水量を多く取れるので、海水の汚れるスピードや水温変化が緩い | |
| 酸素の供給量が多い | |
| クーラーや殺菌灯など他の器具との接続が簡単 | |
| 器具がキャビネット内に収納出来るので見た目がすっきり | |
| デメリット | 他の濾過フィルターと比べると超高価 |
| 水の流れの音がうるさい | |
| 適合水槽 | 全てのサイズ |
| 別名 | オーバーフロー式濾過装置／オーバーフロー濾過装置／OF |
高価だと言うデメリット以外は言う事ありません。
濾過能力、メンテナンス性、拡張性が抜群なので実は初心者の方ほどおすすめなのです。
しかし最初はなかなか手が出ないのが現実だと思います。「最初からオーバーフローにしておけば・・・」みたいな後悔談を良く耳にしますが、本当に最初からこれにしておけば結果的には安上がりで維持もとてもしやすいです。
私も後になって後悔した一人です(泣)